Xubuntu 24.04 画面オフが勝手になるのを無効にする方法

こんにちは、minoruです。

先日ノートパソコンを購入したのですが、Xubuntu24.04をインストールしたところ、しばらく放置すると画面が暗転し、そこから復帰するとタッチパッドやキーボードが正しく反応しないという症状に見舞われました。

Xubuntu 20.04以降では、スクリーンセーバーや電源管理で「勝手に画面オフになるのを解除」していても、勝手に画面オフになる仕様になっています。

放置して画面が暗転するのは画面を保護するスクリーンセーバー、省エネのためのXset、セキュリティのための画面ロックなど、似たような動作でも制御してるプログラムが異なるようで、どれとキーボード・パッドの相性が良くないのかよくわかりません。

と言うことで放置しても画面暗転を一切させない設定にする事にしました。

解除方法

私が使っているOSはXubuntu24.04だが、基本的にUbuntu24.04でも似たようなものでは無いかと思います。

まずメニューから「設定」→「セッションと起動」を選ぶ。

ウィンドウが表示されたら「自動開始アプリケーション」のタブを選ぶ。

「+追加」をクリック

名前欄「xset-off」
説明欄「xset-off」

ここは自分がわかれば何でも良いが、先日のパネルの不具合みたいな例もあるので、できるだけ日本語は使わないでおいた。

コマンド欄「xset s off -dpms」
トリガー欄「on login」

これで保存して、PCを再起動すれば設定は反映されるが、これだけでは上手くいかなかった。おそらく他の設定アプリより先に実行されてしまっているのでは無いかと推測。

自動開始アプリケーションの一覧の中にある…

  • スクリーンのロック
  • スクリーンセーバー

これらのチェックを外して再起動。

あとは「設定」→「電源管理」を開き、システムタブと表示タブにある項目で、画面暗転に関連しそうな設定は全て片っ端からオフにしました。

※以下の項目などはXubuntuとUbuntuでは多少違ってるかも知れません。

システムタブ

バッテリ駆動・AC駆動ともに、
システムのスリープモード「サスペンド」
スリープするまでの時間「しない」
ラップトップの蓋を閉じた時「ディスプレイの電源を切る」
セキュリティ・スリープ状態へ遷移中は画面をロックする「チェックあり」

表示

バッテリ駆動・AC駆動ともに、
念の為すべてのつまみを最小に設定「しないor1%」にした上で、
さらにディスプレイ電源管理のスイッチ「オフ」

離席時はサスペンド

これらを設定するとパソコンを放置していても、画面が暗転しない。…のだが、お手洗いに立つ時や、急な来客対応で離席した時に、セキュリティもプライバシーもあったもんじゃない。

そこで「設定」→「キーボード」から「アプリケーションショートカットキー」に進み、
slock & sleep 1 && systemctl suspend
というコマンドをCtrl+Alt+P で発動できるようにしておいた。これでショートカットキーを押すとPCは即座にサスペンド状態になる。

サスペンドに入る前にslockにより画面がロックされるので、セキュリティも安心。slock はXubuntuに最初から入ってはいないので、以下のコマンドでインストール

sudo apt install slock

slockによりロックされた画面はパスワードを入力すると解除されるが、パスワード入力画面は表示されない。パスワードが違うと赤い画面になる…というアプリです。

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