こんにちは、minoruです。
Ubuntu(Xubuntuを含む)で、Webp形式の画像をPNGやJPGに変換する方法を解説します。まずは基本形の1枚を変換する方法から解説。
画像編集ソフトのGimpを使っても出来るけど、いちいち画像を開いて…と言うのは面倒。
そこでコマンドを使います。
アプリの確認
Ctrl + Alt + T を同時に押して、ターミナルと呼ばれる真っ黒の画面を出します。
まずは必要なアプリが入っているかどうかを確認するので、その真っ黒の画面に以下のコマンドを打ち込んでください。命令文を入力したら、最後にエンターキーを押すのを忘れずに。
アプリが入っていれば、そのバージョンが表示されますが、入っていない場合は、「コマンド ’dwebp’ が見つかりません」みたいなメッセージが出ます。
アプリのインストール
入っていない場合は以下のコマンドでインストールしましょう。もちろん最後はエンター。
これを人間語に翻訳すると、
管理者権限で、aptというアプリ管理システムを使って、インストールしろ、webpというアプリを。…という命令になります。
管理者権限で実行するので、子供のイタズラじゃ無いかどうか、確認のため、あなたのユーザーパスワードを入力する待ち画面になります。
Ubuntuにログインするときのパスワードを入れましょう。ちなみに誰かが盗み見る可能性があるので、キーを推しても画面には何も表示されません。
パスワードを打ち終わったら、エンターキーを押す。
すると、何やらずらずらと「パッケージリストを読み込んでいます」とか出てきます。しばらくすると、続行しますか「Y/n」と出てきます。
Yes/noの事なので、Yを押してエンターキーを押します。
1枚変換
まず、1枚の変換は簡単です。
こんな感じですね。
人間語に翻訳すると以下のような感じ。
dwebpと言うアプリを使って作業しろ、元画像のあるフォルダとファイル名はこれだ、作業は変換だ、変換した後の画像置き場フォルダとファイル名はこれだ。
…という感じ。
一括変換
複数枚を一括で変換する場合は…
ちなみに「`」はシングルクォートではなく、Shift + @ で出すグレイブアクセントという記号です。よく似てるので注意。
これを人間語に翻訳すると…
繰り返しの作業を命ずる、iと言う変数に以下の事を代入しろ、『findという命令で、指定したフォルダ内で、ファイル名を検索しろ、ファイル名にwebpって付いてるヤツ全部』
(do)繰り返し始め!
dwebpというアプリを使って、iに代入したファイル名をここで使え、作業は変換だ、変換後のファイル置き場フォルダとファイル名は{元ファイル名の.webpの部分消してpngに書き換えて}保存しろ、ここまでの作業を終わるまで繰り返せ。
…という感じになります。
dwebpはPNGにしか変換できないみたい。(私が知らないだけの可能性もあるが)
なので一旦PNGに変換したものをJPGに変換する方法がこちらにある。
簡単に言うとImageMagickを使って以下のコマンド。
これで、今現在のフォルダ内のPNGを全てJPGに変える事ができる。元のPNGファイルも残り、新しく拡張子の部分がJPGに変わったJPGファイルができあがる。
補足
逆にJPGやPNGをWebp形式に変換するには『cwebp』のコマンドを使う。