ビットコインのマイニングの仕組みがさっぱり意味がわかりません。わかりやすく教えて
ビットコインと言うものは、ビットコインの取引の履歴を世界中の参加者のPCに分散して保管する事により、悪意のある人物から不正に履歴を書き換えられないようにしています。
この参加者の事を「マイナー」と言い、参加者のPCを「ノード」と言います。
そして、このマイナーたちが取引に設定された暗号を解く事ができたら、その取引は保存されるという仕組みになっているので、簡単に取引を捏造できません。
この暗号を最初に解いたマイナーには、ご褒美としてビットコインが与えられます。
暗号を特には膨大な量の計算が必要になるので、高額で高性能なGPUを沢山使ったり、大勢でグループを組んでマイナー活動をするのが普通です。
一人でショボイPCを使ってもマイナーとして参加する事は出来ますが、F1にチャリンコで挑んでもなかなか勝てないのと同じように、報酬にありつく事ができません。
簡単に言うとマイニングとはビットコインの取引履歴を保管する仕組みに参加して、その対価として暗号が解けた時にはビットコインを受け取れるという活動の事です。
ビットコインはマイニングによってのみ新規発行される
ビットコインは他人から支払いとして受け取る事で手にする事も出来ますが、世の中に新しいビットコインが追加されるのは、マイニングによってのみです。
ビットコインを一番最初に始めた人物は サトシ・ナカモト だと言われていますが、この人自身でさえも自分で勝手に新たなビットコインを発行する事は出来ません。
暗号を解読できたら現在のレートで何円くらいのビットコインがもらえるの?
現在の報酬(2025年7月時点)のイメージ
1. ブロック報酬(新規発行ビットコイン)
2025年7月時点だと、1ブロックをマイニングして得られる新規ビットコインは約 3.125 BTC です。(ビットコインは約4年に一度「半減期」というタイミングで報酬が半分になります。2012年から数えて4回目くらいの半減期が2024年春にありました)
2. 手数料
さらに、そのブロックに入る取引の手数料(ユーザーが支払う送金料)も報酬としてもらえます。手数料は日によって変わりますが数千円〜数万円程度になることも。
今のビットコインのレートを仮に
1 BTC = 約400万円(例)
すると
3.125 BTC × 400万円 = 約1250万円分のビットコイン+手数料がもらえるイメージです。
ただし…
マイニングはすごく計算リソースを使うので、マイニング設備(高性能PCや専用機器)を大量に用意して電気代を払わないと報酬を得るのは厳しいです。
だから、個人でちょっとやるには難しく、大規模なマイニング企業や「マイニングプール」というグループに参加して報酬を分け合うケースが多いです。
ビットコインに使われている技術ブロックチェーンについては、1回や2回説明を聞いてもさっぱりわかりません。私もさっぱりわかりません。
そして、私達が日々の生活でコンビニやスーパーでビットコインで支払いをしたくなるシーンはおそらく皆無だと言えるでしょう。
わけがわからない物で、大して必要でも無い物。それが今後もっと大勢の人を巻き込んで行くのか?それとも一部の人のマネーゲームの道具で終わるのか?あなたはビットコインの未来をどう予想するでしょうか?