相続した土地の国庫帰属制度が何の役にも立たない件

こんにちは、minoruです。

我が家にはまだ相続人が確定していない山奥の田畑・原野・山林・宅地などの不動産がある。まあ詳しい話は耕作放棄地の農地を相続してしまいそうな人の話で書いているので、気になる人は読んでみて欲しい。

しかもそれに婆さんの所有してる不動産も将来的に親父が相続すれば、さらに子である私たちに役に立たない不動産の相続問題がのしかかって来る。

ハァ…頭が痛い…と思っていたら!

相続土地国庫帰属制度なるものが令和5年4月27日から始まると言うじゃありませんか!マジ?お上もたまには仕事するじゃん!と思って詳細を見てみたら…

引き取るには金を出せと言う制度らしい…

負担金算定の具体例

高ぇよ!うちの土地全部引き取ってもらおうと思ったらウン百万円じゃねえかよ!

審査手数料の金額は、土地一筆当たり14,000円となります。

だから高ぇっつうの!放置されちゃあ困るからこういう制度が望まれるのであって、それに大金がかかるんじゃなおさら放置を促進してるようなもんじゃねえか!

しかも引き取る事ができない土地のリストに…

建物がある土地・一定の勾配・高さの崖があって、管理に過分な費用・労力がかかる土地はダメだと明記されている。

要するに普通に使える平坦な更地の土地じゃないと国は引き取らないよって事らしい。はい!オワタ!うちの先祖の残した土地には一切関係ない制度だったわ!

あのさあ、管理に過分な費用・労力がかかる土地だから所有者や相続人が頭かかえて困ってるわけでさあ、この制度のターゲット層って誰なの?

そんな過分な費用も労力もかからない土地なら売れるだろ!普通に!

ああ、ついうっかり相続してしまって相続放棄のタイミングを逃した人?いや、でもどっちにしても過分な費用・労力がかかる土地は抱え続けなきゃいけないしな。この制度で助かる人のイメージ像がまったく浮かばないのだが…。

あ!あれか!細い路地しか入口が無い宅地とかか!再建築不可だから個人レベルじゃどうしようも無いけど、国が周辺の土地を買い取って1つの大きな区画にしてしまえばそれを民間に売るなり何なり活用できるって目論見なのかも知れないな!

ホントにみんな不動産買う時は売る時の事考えて買えよ!じゃないと子孫が困るからな!駅前のすぐに買い手が見つかるような土地以外、うかつに買っちゃダメだ。自動車や貴金属類と違って捨てる事ができない。処分が他人になすりつける以外の方法が無いんだから。

自分の場合はおそらく相続放棄する事になるんだろうけど、相続の権利を有する人全員が相続放棄した場合、そういう不動産は国庫に帰属すると聞いたが、過分な費用・労力がかかる土地の場合はどうなるのだろうか?

そもそも相続放棄されるような土地ってそんな土地の確率高そうだけど…。

追伸

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