こんにちは、minoruです。
賃貸マンションなんかを契約する時に初期費用として必要な敷金・礼金、それから保証金とか、契約更新時に支払う更新料について解説していきます。
名称 | 戻って… | エリア |
敷金 | くる | 全国的 |
礼金 | こない | 全国的 |
保証金 | くるけど | 西日本 |
※保証金とは関西を中心とした西日本での商習慣で、性質は敷金とよく似ているが、若干の違いがあるので注意しよう。
敷金とは
敷金とは家賃滞納や修繕のリスクに備えて、予め大家に預けておくお金の事。なので住宅を丁寧に使って修繕する所が無かったり、家賃の滞納が無ければ、基本的には全額戻ってくる性質のお金と言える。
礼金とは
礼金とは、大家へのお礼として支払うお金で戻っては来ない。
不動産業界以外の人間からすれば、なんで客が大家にお礼で金払わなあかんねん!って感じやけど、大昔からそうなってる。
でも、調べてみると、この礼金というシステムは世界では日本だけ!
他に大家にお礼の金払うなんて国おまへん!
保証金
関東や東日本の人には馴染みの薄い保証金、関西・西日本では敷金礼金が無い代わりに、その両方を合体させた感じの保証金というシステムが一般的だった。
保証金とは家賃や修繕のため大家に預ける金である事には違い無いが、礼金としての意味合いもあり、退去時にはいくらか引かれて戻ってくるのが普通。
しかも関東の敷金と比べて保証金は金額が高めの設定の場合が多く、例えば入居時に50万円を預けても、15万円引かれて35万しか戻らない…みたいな感じ。
この引かれる15万円の部分の事を敷引(しきびき)と呼ぶ。
ただ、最近は不動産業者も全国チェーン展開している会社が増え、この関西・西日本独特の保証金というシステムは減って来ていて、関東と同じように敷金・礼金だけの会社が増えて来ているから、いずれは消えていくのかも知れない。
更新料
テレビや漫画、小説、SNSなどで「今月更新料払えない!」みたいな光景を目にすることがあったが、関西人からしたら「何言うとんねん?」っていう感じやった。
更新料って何?って感じ。
更新料とは賃貸契約の満期が来て、継続して契約を更新する場合、借り手(客)が大家に対して更新料という金を払う習慣がある。
ハァ!?なんで契約更新するだけで一方的に金払わなあかんねん!
って言うのが私の感覚なんやけど、わりと全国的にある仕組みで、さらに更新料とは別に仲介業者に更新手数料を支払う必要がある。
ハァ!?(怒)である。
大阪・兵庫・宮城なんかでは殆ど更新料の習慣は無いが、他の県では取る所と取らない所が半々くらいで、関東では結構当たり前のように徴収する大家が多いので、契約の際には更新料の有無はチェックしておきたい。
私は更新料なんか取る賃貸なんて絶対に契約したくないけどね!
別に敷金・礼金・保証金・更新料、すべて法律でこれらの金を取らないとダメって決まってるわけじゃないからね!
実際、うちの婆ちゃんは昔住んでたボロ家を、知人に月5千円で貸してたけど、上記のような金は1円も取ってないからね!
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