こんにちは、minoruです。
UbuntuなどのLinuxを使っていて、自分のやりたい事を実現する時にアプリを入れる必要があり、色んなページを参考にしていると、時々以下のような書き方を見かけます。
「ソースをmakeしてインスコすれば完了」
みたいな。
いやいやいや、全然意味わからんから!…と言う初心者のために、どういう意味なのかを解説していきたいと思います。
makeするとは
UbuntuなどLinuxの場合、公式の「ソフトウェア」からインストールしたり、拡張子が.debでは無いアプリをインストールする時に「makeする」が必要になる場合が多い。
大抵の場合アプリは複数のプログラムファイルが入ったフォルダを、拡張子が.tar.xzなどの圧縮ファイルとして公開しているケースが多い。
そういう場合、インストールまで以下のような手順を踏む。
- 圧縮ファイルをダウンロードする
- 圧縮ファイルを展開(解凍)する
- 「./configure」で環境設定をする
- 「make」でアプリとして使える状態にする
- 「make install」でインストールする
configure, make, make install とは何かにも詳しい解説が載っている。
※ちなみにインスコとはインストールを意味するネットスラングです。
./configure
例えば圧縮ファイルをデスクトップに展開して、フォルダ名がhogehogeだとしたら…
Ctrl + Alt + T でターミナルと呼ばれる真っ黒の画面を出して、以下のように入れる。[Enter]の部分は文字を入れるのではなくエンターキーを押すと言う意味。
./configre [Enter]
こんな感じで命令する。
場合によってはこの作業は必要無い場合もあるでしょう。
make
上記の命令の続きで以下を入力。
最初は単なるテキストファイルの集まりであるプログラム群をコンパイル…つまり、これはアプリでっせーという状態に変えるコマンドだと言える。
make install
さらに続けて以下。
make installというコマンドは、「MakeFile」に記述された「install」というラベルから処理を実行する、という命令になるらしい。
要はmakeするとは、上記の一連の作業がワンセットの事を言う事が多いですね。
.debのようにインストールしやすいパッケージ化されたものではなく、ソースコードをコンパイルしてインストールする事を「ソースコードからのビルド」と呼ぶよ。
ちなみに.debパッケージを作る方法は以下のページに解説がありました。
https://qiita.com/myoshimi/items/6375b76de5f0a98a2c41