こんにちは、minoruです。
Xubuntu(Ubuntu・Lubuntu含む)でHDDを完全削除する方法を解説します。HDDに入っているファイルは削除をしただけでは不十分です。
以前PC上でデータを削除したHDDを自宅のTVにつないだところ、消したはずのファイルがばっちり残って見えていました。単なる削除は自分が使用しているシステムに対して、データを上書き可能な非表示状態にしろと命令しているわけです。
企業の機密事項や老舗の秘伝のタレのレシピなど、情報漏えいしたら困るものは完全削除するのが望ましいですね。
HDDのデバイス名を調べる
Ctrl + Alt T で真っ黒の端末と呼ばれる画面を出します。
以下のコマンドを打って、最後にエンター。
dfコマンドは今PCにつながっているHDDなどの容量を表示させるコマンドです。-hというのはオプションで、最大容量や空き容量などを人間にわかりやすい単位で表示させる命令。
容量などを参考にしつつ、目的のHDDをみつけよう。
/dev/sdc1の部分がデバイス名です。
HDDの全領域に上書きをする
完全削除と言ってもデータを消失させるのではなく、HDDの全領域に0とかのデータを上書きする事により、元々のデータをわからなくします。
「-n 1」はランダムなデータを1回書き込むというオプションです。単に自分がHDDを別の用途にしたいだけなら「-n 1」で十分でしょう。
HDDを廃棄・譲渡予定で、書かれていたデータが企業秘密などなら、「-n 3」ぐらいにしておく方が良いでしょうね。
この処理は完了するまでにかなり時間を用します。