こんにちは、minoruです。
ファミコンのカセットからデータを吸い出す方法について解説します。
Windows10・Windows8以降、Macでの方法
昔と比べてファミコンカセットからのROMの吸い出しはずいぶん簡単になりました。
とは言え、New FCダンパーという吸い出しに使う機械を購入しなければ話が始まりません。
New FCダンパーが手元に届いたら、カセットを挿す基盤と基盤をパソコンにつなぐUSBケーブル、それから簡単な説明書が入っているのを確認しましょう。
吸い出し手順
吸い出し手順は以下の通り。
- カセットを基盤に挿す
- 基盤とパソコンをUSBケーブルでつなぐ
- クライアントと呼ばれる吸い出しソフトをインストール
- クライアントを起動する
- Infoボタンを押す
- Dumpボタンを押す
- 保存場所とファイル名を決めて保存
クライアントは毎度インストールする必要はなく、初回の時だけインストールすればOKです。昔と比べてかなり簡単になったので、繋いで・ソフト起動して・ボタンをポンポンで終わりですから安心してください。
クライアントダウンロード
最新バージョンのクライアントについてはこちらを参照。
マッパーの選択について
ファミコンのカセットにはそれぞれマッパーと呼ばれる番号があります。New FCダンパーを使い、クライアントソフトでデータを吸い出す時に、Infoボタンを押したあと「MMC TYPE」の所に表示されるのが「マッパー番号」です。
このマッパー番号が他のソフトで使用されることが少ない珍しい奴だったりすると、まだクライアントソフトが対応できてなくて吸い出しに失敗することがあります。
また、マッパー4は一旦マッパー118として吸い出したあと、マッパー4に変換する作業が必要だったりもします。
なので事前にソフト一覧表で、自分が吸い出したいソフトのマッパー番号を確認しておくと便利かも知れません。nesalltitlelst(ソフト一覧表)
New FCダンパー発売者のサポート掲示板もあるので、困った時は書き込んでみましょう。
接点復活剤買っとくと便利
ファミコンをやった事がある人なら誰しも経験している「カセットを挿して電源を入れて…あれ?映らない、表示がバグってる…」という現象。
当然、これはNew FCダンパーでも起きます。カセットの端子部分が汚れていたり、経年劣化していれば、New FCダンパーもクライアントソフトも正常に動いているのに、吸い出しに失敗したりすることは起きて当たり前の現象です。
それを防げるのが接点復活剤。
実機で遊ぶにしろ、吸い出しをするにしろ、ひとつ買っといて損は無いレトロゲーマーの必需品ですね。これをカセットの端子部に塗っておけば、潤滑剤にもなってカセットの抜き差しが楽になり、さらに通電効率を上げてくれるので、何度もカセットを抜き差しするストレスから開放されます。
つまり結局はカセットとダンパー基盤の保護にも役立つという事です。
エミュレーターで動かしてみる
ファイルが保存出来たら、ちゃんと動くかどうかをエミュレータでチェックしてみましょう。
おや、画面が少々バグっておりますね。最初から覚悟はしていましたが、正常に吸い出しが出来るカセットと、そうではないカセットがあるようです。
ちなみに私の好きなレッキングクルーは正常に吸い出し出来ました。
その理由はファミコンはそもそもゲーム機としてかなり古い時代のものなので、一見見た目は同じようなカセットに見えても、当時はゲームやメーカーなどによって実に様々な仕様が存在したようです。
それらの事を「マッパー」と呼んでいるのですが、多種多様な仕様のカセットが存在するために吸い出しが上手くいかなかったり、エミュレーターでの動作が異常だったりするようですね。
過去の家庭用ゲームソフトの中でファミコンが一番吸い出しで苦労するんじゃないかなぁ…
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