こんにちは、minoruです。
バンダイから1999年に発売された携帯型ゲーム機ワンダースワンですが、発売時期がゲームボーイカラー発売よりも後という事もあり、なかなかシェアを得る事が出来なかったハードなんですが、時代は逃したもののハードとしては優秀なんですよ。
ワンダースワンには初期型モノクロ画面のワンダースワンと、カラー表示に対応したワンダースワンカラー、そしてカラーとバックライトも搭載したスワンクリスタルの3種類があります。それぞれに長所短所ありますので以下に解説していきます。
初期型ワンダースワン
初期型のワンダースワンは画面はモノクロです。モノクロのゲームボーイでもあれだけのソフトが世に出たわけですから、時代が時代なら…と残念な気はしますが、実はワンダースワンの生みの親である横井軍平さんはゲームボーイの親でもあります。
単三電池1本で30時間というこのコストパフォーマンスの良さが最大のメリット。
実は細かいカラーバリエーションが存在します。
グリーン系のワンダースワン
ブルー系のワンダースワン
ブラック系のワンダースワン
レッド系のワンダースワン
メタル系のワンダースワン
レアバージョンのワンダースワン
かなりのカラーバリエーションが出ていますが、どれも機能は同じです。最近有名なアニメやヒーロー物で登場人物がワンダースワンを使用しているシーンが登場したためか一気にワンダースワンが品薄になりました。
昔はかなり状態の良い物が700円とかで買えたんですが、今は状態の良い物自体が激減してしまった感がありますね。
中古を買う際に気を付けて欲しいのは、画面レンズやボタン・外装などは綺麗でも、画面レンズの奥にある液晶本体が相当くたびれている場合があります。(液晶ヤケなど)これはゲームの視認性をかなり欠いてしまいます。
あとパッと見えない場所では電池ケースの金属端子も。
また、昔は綺麗な品が「本体は綺麗ですが箱と説明書が無いので『可』で出品してます』という掘り出し物があったのですが、今は「非常に良い」とか「ほぼ新品」でも糞みたいなの売ってるところもあります。
詳しくはワンダースワンやゲームボーイ画面の傷を消す方法 修復方法 目立たなくする方法を読んでみてください。
個人的にはこの初期型モノクロワンダースワンが一番好きです。ザ・レトロゲームって感じが良いんですよ。このサイズとこの見た目なのに実は処理能力が「スーパーファミコンにちょっと劣る程度」なのがすごいですよね。
ワンダースワンカラー
ワンダースワンには3種類のソフトがあって、モノクロ専用とカラー対応とカラー専用なんですが、ワンダースワンカラーはその3ついずれも扱う事ができます。
それでいてバックライトなどは搭載していないので単三電池1本で20時間程度と電池のコスパもなかなか優れているのですが、ワンダースワンカラーで多く報告されている「電源が切れない」という電源スイッチの不具合です。
電源が入らないのは困りますが、電源を切るのは最悪電池ケースを外せば良いので、まあなんとかなると言えばなんとかなるのですがね…。
当たり個体なら大丈夫なのか、それとも遅かれ早かれいずれ発生するのか、そのへんは私にはわかりませんが、中古購入の際は通電・切電の確認がされているかはチェックしておいた方が良いかも知れませんね。
ロマンシング サ・ガ、魔界塔士Sa・Ga、ファイナルファンタジーなど有名なRPGも移植されていてかなり遊べる1台になることは間違いありません。
スワンクリスタル
カラー表示とバックライト搭載を兼ね備えた最強のワンダースワンですが、こうなって来ると今度はゲームボーイアドバンスとモロ競合するわけで、すでに当時市場のターゲット層の多くがゲームボーイアドバンスを持っているわけですから、わざわざそこからスワンクリスタルを買おうという動きは起きづらかったわけです。
結局このスワンクリスタルが受注生産となりワンダースワンの歴史は幕を閉じました。
なのでバリエーションも少なめ。
3種のワンダースワンを紹介しましたが、世の中では対応ソフト全部が遊べてバックライトが付いていて液晶が優秀なスワンクリスタルが一番人気があるようです。
モノクロだけに限定するとゲームソフトの本数が少なく、その上最近は中古各店ソフトの在庫状態も減っていますし、確かにスワンクリスタルを買うのが無難かも知れませんね。