こんにちは、minoruです。
我が家では数年前にパナソニックのLUMIXというシリーズのコンパクトデジカメを購入して、それをずっと愛用していました。まぁコンパクトな割にはズームも普段使う中では充分ですし、製品の使い勝手的には満足していたんですが、ある日困った事が起きました。
それはズームを一番引いた状態だとシャッターを半押ししてもピントが合わず、ピピピ!と言ってピント合わせを行った結果、ボケるという挙動をするようになったのです。ボケにはツッコミという事で「なんでやねん!」と突っ込むも、それに味をしめたのか毎度毎度そのボケをかますLUMIX。
もうええっちゅうねん!と言っても一向にそのボケをやめてくれません。シャッターを半押しした時にピントが合う時とボケる時とがあり、しばらく原因はわからなかったのですが、最近撮影した写真をよーく見てみると、どの写真にも同じ箇所に黒い影のようなものが写り込んでいます。
うーん、これはレンズの部分に汚れかゴミでも付着しているのか?と思い、撮影モードで起動してレンズがニューっと出てきた時に、綿棒などで拭いてみましたが、一向に黒い影は消えません。
ズームを少しだけ動かしてシャッターを半押しするとピントが合う事から、恐らくこの黒い影の正体である汚れかゴミかがピント合わせの邪魔になっているのだと思うのですが、どうやら原因は内側のようで、中を開けてみない事にはどうにもなりませんでした。
パナソニックの修理についてWEBページで調べてみると、修理センターのようなものが近くにあり、そこへ持ち込めば即日対応してくれるかのように書いていました。
しかし、即日修理可能なのは「即日修理サービス」のリンク先に表示されている秋葉原の修理工房だけで、私はこれに後から気付き、てっきりすべての窓口が即日修理可能かと思っていたら、実は違いました。
それを知らずに私は近くの、とある窓口に行ったわけです。
LUMIXの修理は部品交換なしだと3000円、外装部品だけの交換なら5000円、その他の部品交換を伴う修理は8000円と修理の値段が決まっています。今回は最悪レンズユニットの交換で8000円だろう。と思っていました。
窓口に到着して、カメラを修理したいという旨をスタッフの人に告げたのですが、暖房が効きすぎているのか、何かどのスタッフの人もボーッとしています。もっとテキパキしてくれませんかね。この人たち仕事する気あんのかな?と思いましたが、ひと通り症状を説明します。
余談ですが、私は毎年冬になると商業施設の暖房の効き過ぎが気になって仕方がありません。客は外気温に適した服装で来店するわけで、その状態であんなポカポカの温度設定の室内に居たら暑くて仕方が無いわけですよ。
店員さんなんかは薄着で仕事してたりするじゃありませんか。うーん、なんか変じゃありません?上着を脱げば手に持って歩くわけで、それも邪魔でしょう。商品を手にとって見たりするのに片手が塞がってしまうわけですから。
まぁそれは今はどうでも良いので話を戻します。
恐らくレンズユニットの交換になるでしょうという事で、修理費用が8640円かかる事を告げられました。それはもう覚悟していたので、ああやっぱりか。という感じで了承したのですが、ここで思わぬ一言「部品を工場から取り寄せますので受け渡しが1週間後ぐらいになります」との事!!!
私の勘違いとは言え即日だと思っていたものが1週間後ですから、驚きました。
そんなんパッパッパッとチャッチャっと1時間ほどで出来んかね?8640円も使うのに?だって目と鼻の先に家電量販店があって、2万円弱ほど出せば新品のデジカメが買えるでしょう?パナソニック以外のも。
私は「業界の常識」の話をしているのではありません。客の純粋な反応の話をしています。
せめてスタッフにも「使う予定がある」と告げているのですから、車の代車のように「ではその間これを代わりにお使いください」って似たような機種を貸せば良いと思うんですけどね。
とりあえず近々使いたい予定があったし、とりあえずチョイズームにすれば黒い影が入り込むとは言えピントが合い、写真は一応撮れるわけですから、一旦修理は中止して持ち帰り、帰りながら修理じゃなくて新品を買い換えるか(パナソニック以外のを)…と心が揺れていました。
自宅に帰り価格ドットコムを見て、次の候補にあらかた目星を付けた時、ふと思ったのですが、恐らくピントが合わない原因はあの黒い影で間違い無いだろう。次を買う覚悟も出来たし、どうせなら自分で修理してみるか…と思い立ったわけです。
分解したらとんでもない事に!
LUMIXの分解は比較的簡単でした。まずはバッテリーを外し、見えているネジを全てはずし、左右のサイドのカバーを外せば液晶側のカバーが外せます。液晶の画面はマウンタにツメで引っ掛けるように固定されているので、それを外して液晶画面を外します。
本当はフレキケーブルを取り外して作業した方が良いのですが、もう捨てる覚悟が出来ていたので面倒臭くてそのまんま。あとは画像の赤矢印のところのネジを外します。
すると画面のマウンタを取り外せるので、今度はその下にあるレンズ部分を塞ぐように取り付けられた部品のネジを外します。そして、それをそろっとめくりあげます。
すると驚きました。上の画像の上側の赤矢印の部分、つまりレンズから取り入れた光を受け取るセンサー(?)だと思いますが、ここに肉眼でパッと見てドシロウトでも「ゴミ」だとわかるゴミが偉そうにふんぞり返っているではありませんか!!!
こんな密閉された箇所にお前はどうやって入ったんだ!?と不思議でしたが、上記画像の赤矢印の部分を綿棒で優しく拭いて掃除して、再び元通りに組み立ててみました。
電源を入れて液晶画面を見てみると、いつも車のフロントガラスにこびりついた鳥の糞のように邪魔だった黒い影が一切ありません!やはりあの「ザ・ゴミ」が原因だったようです。あとはこれでノーズームの状態でピントが合うかどうか…
シャッター半押し→ピピピ→ピタッ!
おおお!良かった!ピントが合いました!これで修理完了です。8640円で1週間と言われた症状が、ダイソーの綿棒1本と30分にまで縮小されたのです。ほらみろ!パッパッパッと出来るじゃねえか!!!
今TVでは下町ロケットの視聴率が好調ですが、下町ロケットと同様に大企業が必ずしも良い仕事をするとは限りません。なんてね。まぁ何でもやってみるもんだなぁ…。
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