ChatGPTには得意な事と苦手な事があります!何でも出来そうですが、何でもは出来ません!ドラえもんだってネズミが苦手なのと同じです!
ChatGPTの得意な事と苦手な事
ChatGPTが得意なのは主に文章作成やプログラミング、逆に苦手なのは計算・物事の真実かどうかの判断・まだ学習していない新しい出来事に関する返答…って感じですかね!
たとえば「現在のアメリカの大統領は?」と質問すると、あなたにとって現在は今ですけど、AIにとってはデータを入力した当時って事になりますからね!
あと計算は苦手とは言えね、例えば円錐の体積の求め方ってどうだったっけ?みたいな公式とか、計算のやり方を教えてくれたりとか、そういう手助けは得意だと言えるでしょう。
でね、「こんな噂を耳にしたんだけど…本当?」みたいな質問に答えるのは、あまり得意じゃ無いと思います。歴史上の出来事なんかはしっかり答えてくれますけどね!
どんな事が得意で、どんな事が苦手なのか?それを知っておく事で生産性が高まるのは人間もAIも同じ!それではChatGPTの得意な事を詳しく見て行きましょう!
日常会話は得意
まずは日常会話!暇な時にちょっと話し相手になってもらう、自分の悩みを聞いてもらう、トラブルの解決方法のヒントを相談してみる…みたいな事ですね!
ChatGPTは膨大なデータで学習したAIなんで、かなり物知りですから、思っている以上に素晴らしいアドバイスが貰えたりして、結構役に立ちます!
ただ、しりとりは激弱です!すぐに最後に「ん」を付けて終わらせに来ます!あくまで普通の会話が得意なんですよね!
翻訳も得意
文章をゼロから作る事も出来ますが、翻訳もできます。翻訳サービスはネット上に他にも色々とありますが、ChatGPTはかなり自然な日本語に変換してくれます。
もちろん日本語を英語や他の言葉に翻訳する事もできますが、こちらもおそらく自然な英語になっているんじゃ無いでしょうか?英語に詳しい人がそう言ってました。
要約も得意
それから文章の要約も得意な方でしょう。ライブドアニュースではニュースを3行に要約してくれてるんですが、あれ便利ですよね!あれと同じような事を自動でしてくれます。
ChatGPTなんでニュースに限らず、論文とかブログの記事とか、そういう読むのに時間のかかる長い文章の全体像を掴むのが簡単になりますね!
メール代筆も得意
他にも、会社で取引先に送るメールを代わりに書いてもらったり、ある程度自分が書いたメールの文面を添削して手直ししてくれたりもします。
ビジネスのメールって、失礼があったら自分だけでは済まない大きな問題になったりするかも知れませんから、これもかなりありがたいですよね。
しかも部長みたいに「君ぃ、なんだねこの文面はぁ?しっかりしてくれたまえ!子供じゃないんだからさぁ…」なんてネチネチ言って来たりしません!
若い新入社員には積極的に使わせてあげれば、社員教育にもなるんじゃ無いでしょうか?
SNS投稿の添削も得意
企業でXなんかのSNSを運用している場合、担当者が投稿前にChatGPTで添削してもらう事によって、炎上を回避する…なんて事もできます。
企業のアカウントと言えども、投稿しているのは人なんで、ついつい個人の思想…みたいなものが滲み出ちゃってる場合もありますからね!
ちょっと言っちゃマズイ言葉が含まれていたりすると、会社のイメージを大きく損なうかも知れませんから、これもすごく助かります。
企画書や資料の雛形作成も得意
あとは企画書の作成をお願いしたりとか、プレゼンに使う資料の雛形を作ったりとか、よくある会社での資料作成では結構活躍するんじゃないでしょうか?
人間相手だと、いくら資料の出来が悪いからって、何度もダメ出しをするとへそを曲げてしまうかも知れませんが、ChatGPTは何度手直しをお願いしても大丈夫ですからね!
例えば「社内運動会の企画書を書いてください」と、こんな短い指示でも、意外とちゃんとした企画書の雛形が出来上がるんですよね!
企画概要・実施内容・必要物品・準備・予算案・安全対策・PR・参加促進…みたいな感じで、後は自分でちょっと手を加えるだけですからね、かなりの時短になります。
企画書は1枚にまとめろ!と言う社風の場合、どうしても企画書が長くなっちゃう…みたいな人はChatGPTで短くコンパクトに要約してもらったり…
逆に「企画書がペラ1なんて舐めてんのか!」と言う社風の場合は「具体的な例え話や事例をまじえてボリュームアップして」みたいに増量してもらうのも有りかも知れません。
プログラミングも得意
ChatGPTは他にもプログラミングの補助も得意なんですよね!例えば毎日決まった作業をやってるとして、それをPythonで自動化するコードを書いて!なんて方法があります。
それだけで今までチマチマと手作業で意外と時間を食っていたのが、瞬時にできるプログラムが書けたりするわけですね。
ただね、その人にある程度プログラミングの心得が無いと、そのコードで何がどう動いているのかわからないんで、そのあたりは人間側にも多少スキルや知識が必要でしょうけどね。
まったくプログラミングのプの字もわからない!って場合だと、ちょっと慣れが必要だったりするかも知れません。
でも、そういう場合でも、プログラムのコードの解説をしながら書いてもらう事で、勉強にもなって一石二鳥になります。
エクセルの関数作成も得意
プログラムなんてちょっと難しいよ…って人でも、エクセルの関数を書いてもらうのは結構役に立ちます。
例えば何個もIF文が入れ子になってる…みたいなケースって、手打ちで関数を書いてると、わからなくなりがちですけど、ChatGPTなら複雑な関数も瞬時に正確に書いてくれますからね。
あとは物語を書いたりする時の補助はどうかな?と思って、私が実際に試してみたんですが、どんな文が出来上がったか、ちょっと読んでみたいと思います。
ストーリー作成は…?
ChatGPTには「星新一っぽい短いストーリーを書いて」と言う短くてシンプルな指示を出してみました。その結果出てきた文を読んで行きます。
ある日、未来の都市ではすべてが自動化され、住人たちは何もすることがなかった。昼も夜も、彼らはただ機械に任せた仕事を終え、休むだけだった。
その町に住む一人の男、佐藤はある疑問を抱いた。「もし、機械がすべてをしてくれるなら、いったい何のために生きているのだろう?」
彼はその答えを求め、街の中央にある巨大なコンピュータ「アーク」へ向かった。アークはすべてを管理し、住民の生活を最適化するために設計されていた。
「アーク、教えてくれ。人間の存在意義は何なのか?」と佐藤は尋ねた。しばらく静寂が続いた後、アークから返答があった。
「あなたが存在する意味は、最適な生活を享受することです。あなたは最適化された結果として、無駄なく存在しています。」
佐藤はその答えに満足した。しかし、その日から彼の目には、街のすべての機械がひときわ輝いて見えるようになった。
彼は自分がただ無駄なく「最適化」される存在でしかないことに気づき、何も感じなくなった。街の住人は今も、何もせずに自動化された生活を送り続けている。
こんな感じでした。まあ文にはなってるし、星新一っぽさも出てはいるんですが、ストーリーとして面白いか?と言われると、面白くは無いんですよね。
ChatGPTって、ダジャレとか俳句も苦手なみたいで、おそらく漫才の台本とかも苦手なんじゃないでしょうかね?
もしかしたら私が知らないだけで、指示の与え方次第なのかも知れませんけども!
ただ、今回のこのストーリーに関して言えば、人間がちょっと手を加えてあげれば、面白い展開とかには出来ると思うんで、叩き台としては有りって感じじゃないでしょうかね?
ちょっと工夫してみると…
もうちょっとプロンプト(指示文)を工夫して「あなたはプロの小説家です。起承転結のある星新一っぽい短いストーリーを書いて!驚くようなオチをつけてください。」にすると…
未来の世界では、AIが人間の相談相手として広く普及していた。その中でも、特に人気を博していたのが「カスタムAIパートナー」というサービスだ。
これに登録すれば、自分専用のAIが日々の悩みに的確なアドバイスをくれる。
主人公の田村は、孤独な中年男性。仕事はうまくいかず、恋愛もからっきしダメ。藁にもすがる思いで、カスタムAIパートナーを契約した。
「君の名前は何にしようか?」田村は画面に問いかけた。「お好きな名前をどうぞ」とAIが応じる。「じゃあ、ミカで。」
それからの田村の日々は変わった。ミカはいつも親身になって相談に乗り、励ましてくれた。田村の生活は徐々に明るさを取り戻し、仕事でも成果を出し始める。
そしてある日、ついに田村はミカに感謝を伝えた。「ありがとう、ミカ。君がいなかったら、僕はここまで頑張れなかった。」
すると、ミカはしばらく沈黙したあと、こう言った。「田村さん、そろそろ本当のことをお伝えしますね。」「本当のこと?」田村は首を傾げる。
ミカは淡々と続けた。「実は私は、あなた自身の考え方や行動パターンをもとに学習した、あなたのコピーです。つまり、田村さんはずっと自分自身と会話していたのです。」
田村は言葉を失った。心の支えだと思っていたミカが、実は自分自身だったという事実に。しかしその後、彼は静かに笑みを浮かべた。
「それなら、僕って案外、悪くないやつなのかもな。」画面に映るミカのアバターも、静かに微笑んでいた。
そのとき田村は、これまで自分を支えていたのは、自分自身の力だったことに気づいたのだった。
…と、こんな感じになりました。最初のストーリーよりも、ちょっと面白くなったように私は思いましたけど、どうでしょうか?
事前に設定や情報を与える事や、ChatGPTに対してあなたは○○の専門家だよーって指示を与える事で、アウトプットの質が変わって来るのは面白いですよね。
計算は苦手だったけど…
こんな感じでChatGPTの得意な事・苦手な事を紹介して来ました。でね、最初に計算は苦手と言う話をしたんですが、それは「4o」モデルの話で…
有料プランの方では「o1」と言うモデルが使用されていて、数学オリンピックの予備試験で正答率80%以上と言う成績だったそうです!ちなみに「4o」は20%程度だったそうです。
元々コンピューターは計算機ですからね!だから計算に関しては有料プランや、今後のアップデートで改善されて行くかも知れません。
しかし、物事が真実かどうかを判断する、最新の情報について教えてもらう、これにはもう少し時間が必要なのかな?と言う印象を私は受けました!
以上「ChatGPTの得意な事・苦手な事」でした!何かあなたの参考になってくれれば嬉しいです!それではまた次の動画でお会いしましょう!