歯根炎症で奥歯を抜いたら上顎洞に穴が開いて不便で仕方が無い話

こんにちは、minoruです。

数年前に虫歯により奥歯が一本割れてしまい、通常銀歯と呼ばれてる被せ物をして治療したのですが、その頃からその歯が物を噛むと痛むようになりました。

で、結局歯根が炎症を起こしているので、歯医者さんで消毒をしたりしたのですが、結局治らないし仮に別の方法で今回の炎症が収まっても、再発の可能性が高いという事で抜歯する事になりました。

抜歯なんて15分もあれば終わるだろう…と思っていたら、なんと3時間もかかる大手術となり、しかも奥歯を抜いた所は上顎洞と呼ばれる「人間の頬にある空洞」と穴で繋がってしまいました!!!

これはミスでも何でもなく、抜歯前から可能性としてありえる事は説明されていたので、大して驚きはしませんでしたが、この穴のおかげで口を閉じていても口呼吸が出来てしまいます。(上顎洞は普通鼻と繋がっていて、そこがさらに口と通行するようになったため)

通常は2mmから3mmぐらいの穴があく事が多いそうですが、私の場合は穴が大きいらしく、抜歯後の穴に繊維を詰めて、歯茎と骨の再生を待つ事になりました。

食事と水分補給が難儀する!

抜歯後の痛みなども大変ではあるのですが、まぁ痛み止めを飲んでいればそう苦しむ事もありませんでしたし3日ほどの話で、抜歯事態はそれほど恐れる事ではありませんが、私の場合は抜歯後の上顎洞と交通してしまった穴の方が非常に厄介な問題でした。

例えば水やお茶を飲もうとしますよね、コップを口に当てて飲もうとしても、鼻と上顎洞から空気が入って来るので、肝心の液体が入って来ないし、抜歯後の傷口も圧がかかるので痛みます。

抜歯した側の奥歯では咀嚼が出来ませんが、これはあまり困りません。固形物よりも液体の方がちょっとの隙間があれば進入して行くので扱いが難しいのです。

歯磨きしてうがいをしようとすると、うがいをする度に上顎洞に水が溜まります。なので口を閉じてストローを吸う要領で上顎洞から水を吸い出したりしなければなりません。

そして、そういう空気や水の行き来が傷の治りを遅くしていまいます。

しかもこれは抜歯後の傷口のところにガムや粘土のような「パック」と呼ばれる蓋をしているのにも関わらず起きてしまいます。パックは付けてもらってすぐは良いのですが、1日も経てば隙間ができて、だんだんパカパカのガバガバになります。

このパック自体のクオリティも歯科衛生士さんによって千差万別で、かなり快適に付けてくれる人もいれば、結構テキトーな感じで、会計をする頃にはもうダメだな…とわかるような付け方の場合もあります。

むしろ歯科医の抜歯の技術云々よりも、歯科衛生士さんのパックの技術で抜歯する歯医者を選びたいと言っても過言では無いほどです。

そして、とても上手に丁寧に付けてくれた場合でも、せいぜい持って3日程度で、最初は柔らかい素材も日にちが経過すると硬くなり、これが歯茎に当たって少々痛いわけです。

穴が小さい場合は良いのでしょうが、私のように穴が大きいと、このパックの良し悪しが完治するまでの食生活にかなり大きな影響を与えてしまいます。

そして、どんな偉い歯科医師でも、どんなに経験豊富な歯科衛生士さんでも、治療に携わった経験があっても「本人は上顎洞に大きな穴が開いてない人」である場合が殆どですから、あまりこの辛さは理解してもらえていないように思います。

とりあえず、私と同じ状況になった人は以下のような感じで水分補給をしてみてください。

  1. 治療中の側が上になるように頭部を傾けます。
  2. 舌でパックを押さえて上顎洞に開いた穴に液体や空気が通らないように密閉する。
  3. 恐る恐るちょっとずつ飲むのではなく、液体の口内滞在時間を長くせずにゴクゴクと飲む。

口に含んでる時間が長いと、どうしても傷口のところに侵入しやすいです。

タバコが吸えないという意見も…

私自身はタバコを吸わない(遥か大昔に禁煙して今日に至る)ので全く気にしてなかったのですが、タバコを吸うと上顎洞に交通した穴から鼻を通じて空気が入って来るので、ちょうど「巻紙が破れたタバコ」を吸っている時のようにスコスコスカスカ感があると思います。

鼻をつまんで吸えば、まぁ吸えるのでしょうけど…

大きい穴が埋まるのに1ヶ月かかる

小さい穴の場合は2週間か3週間で埋まる事が多いそうです。穴が小さい場合にはもしかすると前述したパックは要らないのかも知れません。もし、あなたがそうだったらラッキーでしたね。

不幸にも私と同じように「大きな穴」だった場合、とりあえず上顎洞と口をつなぐ穴が埋まるまでに1ヶ月はかかるし、歯茎や埋め込んだ繊維が骨になるには半年ぐらいかかるそうです。

とりあえず口側の傷口がある程度治って、水や空気が上顎洞側へ行かなくなるまでが大変で、そうなってしまえばほぼ通常通りの飲食が出来るはずです。

食べたり飲んだりが難しい状況なのに、逆に痛みや不便さでストレスがたまり、食べたい物が自由に食べられない事でさらにストレスになって、どういうわけか食欲が逆に増えてしまうようです。

傷口に響くので運動も出来ませんし、咄嗟に息を吸うと上顎洞にあいた穴から急激に空気が通るため痛くなるので、いつもみたいに笑えないし、マジでストレスはマックスになるので、事前に家族にはそうなる事を伝えておいて、理解してもらっておく事はかなり重要だと思います。

大助かりだった食べ物

とにかく水分補給と食事が大変なので、例えばうどん屋さんなんかに行っても、店内で私だけ首を斜めに傾げて麺を一本ずつ食べ、汁を飲むのも一苦労…という有様です。

その時に助かったのが南西諸島(奄美・沖縄)で一般的な「飲むライス」製品です。

有名なのは奄美のミキと…

後は沖縄の玄米ドリンク。

飲んだ事無い人は「いったい何ですかそれは!!!」と思うかも知れませんが、原料がお米という事からわかるように、お粥というか重湯に近い感じのドロッとした食感のドリンクです。

「お米!?お米が原料の飲み物なんて美味しいのかよ!?」と最初は思うかも知れませんが、大丈夫です。南西諸島に限らず、日本全土で「甘酒」が飲まれていますよね、甘酒も原料はお米です。ただ、甘酒よりもちょっと「とろみ」が多く酒粕を用いない飲み物だというだけです。

普通に甘くて美味しいですし、原料がお米なので主食としての機能も当然果たしますし(必要な量をとれば、ちゃんとお腹が満たされます。一本じゃ少ないかも)ドリンクなので水分補給にもなります。

そして、この上顎洞というところは細菌に感染して炎症が起きたり化膿したりすると副鼻腔炎(蓄膿症)になってしまいますから、歯医者さんから治療の間は「抗生物質」を処方されます。

この抗生物質は悪い菌を倒すのと同時に腸内の善玉菌も倒してしまいますから、薬を飲み続けると、結構高い確率で下痢をします。意外とこれ会社にお勤めの方にはキツイと思います。通勤電車の中とかでピーゴロリと来たらたまりません。

奄美のミキはこちらの論文でも書かれていますが、乳酸菌が入っているらしいので、抗生物質によって失われた腸内細菌を補充するのに役立ちます。まぁ当然イタチごっこですけどね。

私も薬を飲みだして数日で腹痛と下痢に襲われたので、ヨーグルト・カルピス・ミキなどの乳酸菌の多そうな飲食物で補充を試みたところ、明らかに改善しました。ただ、ヨーグルトやカルピスと比べてミキはドロっとしてて、これが穴のあいた口には非常に相性が良かったです。

抜歯後はブリッジにするかインプラントにするか…

私は自分の奥歯が歯根の炎症でいよいよもう抜歯しか無いとなった時に、ネットで調べてみると抜歯後の対応としては「両隣の歯を犠牲にしてブリッジ」か「自費治療でインプラント」か「義歯」の3通りぐらいしか選択肢が無いという事を知りました。

正直な感想は「ええ!どれも嫌だよ!!!」という感じでしたが、どれかを選ばなくてはなりません。

まだ私はどの選択肢も着手はしていない状態ですが、私はブリッジにしようと思います。まぁ保険が適用されるので費用が少なくて済むのもその理由の1つではありますが、私は最初ブリッジを「抜いた歯のスペースを埋めるために両隣の健康な歯を犠牲にするなんて…」と思っていました。

ネット上の相談フォーラムのような所でも、同様の表現をされている方を多く見かけました。

しかし、私は考え方がちょっと変わりました。なぜなら、その両隣の歯とて虫歯になれば削って被せ物をする事になるでしょう。だから遅かれ早かれいつか削る日が来るのだろうし、何かを被せる日が来るのだろう、そしてそれが今なんだろう。と思うようになりました。

何と言うか、両隣の「健康な歯」だと思っているかも知れませんが、1本抜けた時点で両隣の歯は「健康な歯ではない」または「近々健康を失う歯である」と考えたわけです。

これは私の勝手な考えなので賛否両論あろうかと思います。

1本の抜歯のせいで健康な2本が…ではなく、両サイドの2本のおかげで「放置していたら炎症が広がって副鼻腔炎を引き起こしたかも知れない歯に対処が出来た、ありがとう」という考えにどういうわけか至ったわけです。

インプラントにしても顎の骨に金属のネジを埋め込むわけですから、どちらにしても手を加えないとダメな口内環境になってしまってるんですよね…。それにインプラントって私の最初抱いていたイメージでは一度付けてしまえば半永久的なのかと思いきや、5年だか10年だかの寿命があるようです。

結構大掛かりな口内工事を行うのに、そう簡単にダメになってもらっちゃあ困るなぁ…高いしなぁ…というのが私の考え方でした。

どうせ自分の力ではどうにも出来ませんので、もう「まな板の上の鯉」じゃありませんが、先生の言う通りするわい、もう好きにせい!と開き直っています(笑)歯磨きの大切さが身に染みた頃にはもう歯が無いなんて事にならないよう、子供たちにもしっかり言い聞かせておこうと思います。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加